円形脱毛症とは、円形の境目がはっきりした脱毛斑が発生し、拡大していく症状を言います。一般的には10円玉くらいの脱毛と思われていますが、実際には形状、大きさなどが様々で、頭に一つだけ出来る場合、複数の脱毛巣が出来る場合、それらが更に拡大して、頭全体の毛が抜け落ちる場合、さらには眉毛・まつ毛・陰毛や体毛すべてが抜ける場合などがあります。
どの年齢でも発症する可能性がありますが、小児、10歳以下、20〜30歳台に多くみられています。男女比ではやや女性に多くみられます。
円形脱毛症の原因については定説はありませんが、自己免疫説、自律神経異常説、末梢神経異常説などの諸説があります。
ストレスによって発症した場合ほとんどは6ヶ月程で自然治癒しますが、完治するかの見通しがつかない為、精神的苦痛をともない、回復に時間と根気を必要とする場合もあります。
円形脱毛症と間違えやすい脱毛症にトリコチロマニアというのがあります。
トリコチロマニアは無意識のうちに自分で毛を引き抜いてしまうために生じる脱毛症、つまり抜毛癖のことで、精神的なものが原因と考えられています。
小学生ぐらいの子供に多く見られ、じっくりと話を聞くなど精神的なサポートで治ることも多いようです。